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第104回二科展:二科美術展覧会

第104回 二科展 開催 (2019年9月4日〜9月16日)


|第104回 二科展を迎えて|田中 良 理事長

NIKANEWS76-P02-3_260×180.jpg 例年ではあるが台風接近を警戒しながら、第一〇四回二科展がウクライナ交流展示など特別企画を得て、華々しく開催出来た。
 殊に女性会員の進出が目覚ましく、各部の参加者の努力のあとが見られたのが印象的だった。
 コラボ展示は各部の参加、協力も軌道に乗ってきて更なる展開を期待したい。
 東京オリンピックの故もあろうが、外国人の来観者も増える傾向にあり、その方の考慮もしなくてはならないと思う。
 入場者数約8万9千人とまずまずの成果で閉会し、出品者増加への課題もあるが更なる御努力、啓発をお願いすると共に事務局、各係員に深く感謝致します。

|第104回二科展 総評|生方純一

 この数年、少子化や高齢化が原因と言われて絵画部、彫刻部とも出品者が漸減気味だったが、第104回展では両部とも若干ではあるが昨年より出品者が増えている。特に二科展の制作時期や搬入は真夏であり、近年の気候の異常さもあって、厳しい環境が続いていた。
 そんな状況にも拘らず出品者が増えていることは関係者にとっては大変に喜ばしいことだった。応募作品も年々充実し表現の幅も広がってきている。しかし、審査をしてみると絵画部では受賞者や会員・会友推挙、2点入選などが例年より可成り少なく厳しかった。公平を期する審査で厳選になったと言える。
 彫刻部も、例年よりも落選者が多かったが、新境地を拓くような作品も目立った。
 今回はウクライナ大使館からのオファーもあり、ウクライナ作家の小品展示に一室を設けた。ウクライナの関係者は海外でこの様な展覧会に参加したのは初めてと喜んでいた。
 また、展覧会の魅力をアピールするギャラリートークの工夫や充実、ナイトミュージアムを楽しんでいただくミニコンサートなど、広報担当者の努力が窺われた。
 二科ショップと彫刻部の入口の壁に「キッズゲルニカ」という国際プロジェクトに参加した「なみえ創成小・中学校」生徒16名による大作が展示された。
 キッズゲルニカはパブロ・ピカソの「ゲルニカ」にちなんでゲルニカと同じサイズの画布に子供たちの「希望や夢」を自由に表現してもらおうという国際プロジェクト。この作品は海外からのオファーがあれば、何処へでも貸し出すことになっている。そのため日本を代表する富士山と大空を自由に泳ぐ鯉のぼりを描いた。下には16名の生徒の姿が描かれている。二科会員の助成により二日間で描き上げた作品で、彫刻部の野外展示場にも海外からの作品など8点を展示した。
 5回目となるコラボ展示はデザイン部、写真部の協力も得て益々充実。今年は特に海外の著名人の作品もある「起き上がりこぼし」も併せて展示した。
 会期中は猛暑や台風による交通機関の乱れ、停電などの災害も続いたが、例年通り盛況だった。また会場には海外からの鑑賞者の姿も増えて国際的な雰囲気になってきている。
 ご協力いただいた関係各位に感謝申し上げます。

NIKA104_2019


NIKANEWS76-P02-4_255×153.jpg▲絵画部:会場風景
NIKANEWS76-P12-02.jpg▲彫刻部:会場風景
NIKANEWS76-P01-3_255×160.jpg▲コラボ展示:起き上がりこぼし

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|第104回二科展 特別展示企画|

ウクライナ作家との交流展

  ウクライナ作家と二科展作家の交流展示。

キッズゲルニカ

  会場に福島浪江、野外会場に海外の子供たちの大作作品を展示。
  (下欄の被災地児童の小冊子に各国のキッズゲルニカ作品が掲載されています)

コラボ展示企画:起き上がりこぼしプロジェクト

  コラボ展示各会場に各国著名人と二科4部門参加会員の絵付け作品が並んだ。

第104回二科展コラボ展示:テーマ「ネコ・イヌ・花・鳥」

104コラボ缶バッジ_使用_44㎜110-110.png
寄贈作品が当たる抽選券付きスタンプラリー、ゴールでコラボ展示缶バッジがもらえる企画も好評継続。
参加会員バッジ、絵葉書、コラボ図録を作成し販売。


NIKA104_2019


NIKANEWS76-P15-3_245-125.jpg▲キッズゲルニカ展示
NIKANEWS76-P15-5_245-125.jpg▲起き上がりこぼし展示
NIKANEWS76-P15-6_245×125.jpg▲コラボ展示

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 2019年度 被災地児童・生徒作品特別展示

なみえ創成小・中学校キッズゲルニカ ー世界の空へー

本年で8回目となった被災地児童の共同制作は、キッズゲルニカ国際こども平和壁画制作プロジェクトの一環として制作された8ヶ国の野外展示作品や、福島県浪江町の子供たちが描いた希望と平和へのメッセージを展示いたしました。

作品サイズ:7350㎜×3300㎜▶

第104回二科展 被災地児童・生徒作品特別展示|小冊子

第104回二科展_被災地児童・生徒パンフ170-120.jpg第104回二科展_被災地児童・生徒パンフ170-120.jpg




 詳細は第104回二科展 被災地児童・生徒作品特別展示
 小冊子をご覧ください。

左画面、または下の■表 示■をクリック

■表 示■

nika104_2019

画像Clickで拡大表示

NIKA-GERUNIKA-1なみえ1000×446.jpg▲なみえ創成小学校・中学校 キッズゲルニカ作品


画像Clickで拡大表示

IMG_2798_オリジナル加工01_800×560.jpg▲なみえのキッズゲルニカ作品の前で記念撮影

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帝国ホテル NIKA ART SPOT「S20特別賞」作品展示

帝国ホテル NIKA ART SPOT「S20特別賞」作品展示

nika_favicon64.psd帝国ホテル 東京 本館「NIKA ART SPOT」において「S20特別賞」作品を展示いたします。
2024春季二科展「NIKA+nika/S20号」コンクールにて「S20特別賞」を受賞された4名の
作品を前期と後期に分けて1年間展示いたします。
ご高覧頂きたくご案内申し上げます。


■会期:前期=令和6年5月10日(金)〜令和6年11月12日(火)
    後期=令和6年11月12日(火)〜令和7年5月9日(火)
■場所:帝国ホテル 東京 本館 中2階「NIKA ART SPOT」
 住所:東京都千代田区内幸町1-1-1            
■主催:公益社団法人 二科会

■S20特別賞受賞作家
 前期:荒井洋子・出月智子
 後期:近藤隆弘・番場美和子
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◀帝国ホテル 地図・交通アクセス QRコード
日比谷駅:東京メトロ 日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線 A13出口から徒歩3分
銀座駅:東京メトロ 日比谷線・丸の内線銀座線C1出口から徒歩5分
有楽町駅:東京メトロ 有楽町線徒歩7分
JR有楽町駅:山手線、京浜東北線 徒歩5分

▶「 2024 春季二科展 」2024 SPRING NIKA ART EXHIBITION[終了]

「 2024 春季二科展 」2024 SPRING NIKA ART EXHIBITION[終了]

2024春季展ポスターB3タテ920×650.png
  会 期:4月18日(木)〜5月2日(木)
      9:30~17:30(入場は17:00まで)
      最終日は14:30 終了(入場は14:00まで)
  会 場:東京都美術館 1階 第1・第2・第3展示室
            東京都台東区上野公園8-36(上野公園内)

  ▶春季展 授賞式:4月18日(木) 午後1時より  場所:1階2室
  ▶絵画部ギャラリートーク:4月18日(木)  授賞式終了後 開催

▶ 帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第四期)終了

帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第四期) 開催

nika_favicon64.psd帝国ホテル二科サロンにおいて第106回二科展受賞者から選抜された
12名による小品展(第四期)を開催いたします。
・会期=2023年10月3日(火)〜2024年1月9日(火)
    (初日:午後3時より  最終日:午後1時まで)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会

  ●作品出品者▷徳永スエ子・芝田満江・中野紀三朗・柳澤綾子・すぎもと 和・菊島ちひろ
         佐藤幸光・坪田裕香・石見香賀里・桑子純子・前川普佐雄・矢島初子