第97回二科展 終了 ー 巡回展へ ー
◎展覧会総評:田中 良 理事長(二科ニュースNo.62 「展覧会総評」より抜粋)
▲第97回二科展 会場入口□猛暑の中、第97回二科展も入場者10万2千有余と盛会裡に終了出来たことを、皆さんと共に喜びたい。盛会の要因として、先ず理事会、事務局を中心に各部門での規格、運営が適切であったこと、全会員が心を一つにして、ご苦労されたこと。彫刻部は勿論のこと、写真部、デザイン部との揺るがぬ協力関係等々…。
輝かしい歴史と伝統を持つ二科会が公益社団法人となって初の二科展の審査に招聘した美術評論家の本江邦夫氏は、審査方法や受賞者の決め方も徹底した公平な選挙で行われていることを他の美術団体にはない希有なことだと賞賛されました。人間の集団ですから、これが最善とはいえまいが、微調整しながら続けていきたいと思います。
※二科ニュースNo.62をご覧になるには ■広報誌:二科ニュース■のページへ
第97回二科展 被災地児童作品特別展示
原発事故に直面する南相馬の児童への支援活動について
「被災地の子供たちの思いを世界に伝える一方で、描くことが子供たちの癒しになれば」と、今年も絵画教室による共同制作を指導し、第97回二科展に昨年同様、特別展示する運びとなった。
福島第一原子力発電所の事故の放射能汚染地域は除染作業もいまだ遅々として進まず、校庭に掘削後、入れ替えられた土砂は、まだ運動場の様相をなしていないように感じられた。現在の石神第二小学校の全校児童たちは、避難を余儀なくされ、まだ帰郷出来ない児童が多く震災前の半数にも満たない。
否応なしに放射能と向き合う日々を送らざるを得ない上に、放射能の健康被害への不安は、纏わり付いて離れない。
それでも、5・6年生合同の75名は元気に、大きさが縦3m横8mの『未来の夢のまち』に挑戦。共同制作の協力の仕方や超大作の完成の感動を得て貰えたようだ。
「私達が大きくなる迄には、皆で協力した絵みたいな街になっていて欲しいと思いました。(5年生女子)」また最後のNHKテレビカメラに向かってのシュプレヒコール「未来の夢のまち、がんばろう福島!」の大歓声、など忘れられない。
作品をご覧いただき、子供たちの思いにあなたの心を重ねてみてください。我々はいつか街が甦り静かな日々が戻るまで、支援の手を差し伸べ続けたい。
(文責 川内 悟)
第97回二科展 被災地児童作品特別展示 参加:指導:協力
作品テーマ:未来の夢のまち ーがんばろう福島ー
制作年月日:2012年7月17日〜18日
参加小学校:南相馬市立石神第二小学校(5年1組 / 6年1組 / 6年2組)
制 作 指 導:川内 悟・吉井 浩・登坂秀雄・中島敏明・山中宣明・塙 珠世
須田美紀子
協 力:大谷和夫・志賀吉延・南相馬市教育委員会・銘醸館
◁詳細は、第97回二科展 被災地児童作品特別展示 小冊子をご覧ください。(左画面、または下の■表示■をクリック)
■表 示■
▶ 帝国ホテル 二科サロン 二科会会員小品展(第一期)
[New]帝国ホテル 二科サロン 二科会会員小品展(第一期) 開催
帝国ホテル二科サロンにおいて理事・監事・評議員の中から10 名による
小品展(第一期)を開催いたします。
・会期=2021年10月8日(金)〜2021年4月6日(火)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会
●出品会員▷田中 良・松室重親・石附 進・一乗清明・濱田 進
江﨑榮彦・瀧澤賢福・山岸光代・入佐美南子・本間千恵子
▶ 帝国ホテル 二科サロン 第104回二科展 受賞者小品展(第四期)|終了
[New]帝国ホテル 二科サロン 第104回二科展 受賞者小品展(第四期) 開催
帝国ホテル二科サロンにおいて第104回二科展受賞者から選抜された11名による
小品展(第四期)を開催。
・会期=2020年10月6日(火)〜2021年1月12日(火)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会
●出品者受賞作家▷山中惇孝・野平智広・安坂伸司・福島菜菜・宮本恵美子・武部美智子
田原 馨・吉村彩菜恵・櫻井篤子・前川普佐雄・若松由利子
▶ 2020 春季 二科展|中止
2020 春季 二科展 開催[中止]
会期:2020年4月17日(金)〜24日(金) 9:30〜17:30(入場は17:00まで)
▷初 日:14:00 開場
▷最終日:14:30 終了(入場は14:00まで)
▷休館日:4月20日(月)
会場:東京都美術館(ロビー階 第3・第4展示室)
■2020 春季 二科展ポスター■