第105回記念 二科展 開催 (2021年9月1日〜9月13日)
|第105回記念 二科展を迎えて|田中 良 理事長
第105回記念二科展がコロナ禍の中にあっても無事に初日を迎えることが出来たことは、役員の決断と皆様の日々の努力によるものと感謝申し上げます。
オープニングセレモニー・ギャラリートーク・懇親会やイベント等は全て中止となった第105回二科展は作品展示一つに力を注いだ、シンプルながらも展示にひと工夫の跡がみられ、爽やかな展覧会となった。
これからの二科展発展を永遠に続ける為には、常に思い切った若手の育成と会員・会友の日々の努力が問われ続けられる。身の引き締まる思いである。
|第105回記念二科展 総括|生方純一
第105回記念二科展はコロナ禍のため1年延期されて開催されました。
この間、国内でも多くのイベントやお祭り、学校行事まで中止や延期になり、春季二科展も中止せざるを得ないなど、関係者はじめ出品者も戸惑いの期間を過ごしました。
本年も何度となく緊急事態宣言が発令され、ワクチンの接種も当初は混乱がありました。
そんな状態で今年も本展の開催が危ぶまれ、頻繁な理事会やリモートによる連絡会議などとともに会員・会友・出品者への連絡や通知なども複雑になり、お願いしている協力会社との契約など、事務局の対応も煩雑を極めました。
▲絵画部:会場風景 不確かな状況下で当初の予定通りの日程で本展の搬入の受付が始まり、危惧していた応募点数は若干減少しましたが、ステイホームということもあってか、じっくりと制作に取り組んだ様子がうかがえるような、良い作品も多かったように感じました。
審査は密を避けるということで審査会場への人数制限をして、今回は理事と監事が審査を担当し、進行係と記録係、チェック係、データ係など、まさに少数精鋭で長時間にわたり取り組んでいただきました。
少数であることから間違いや不公平がないようにと慎重に作業をしていただきましたが、見事な連携で問題もなくスムーズに進められたと思います。
また、会場構成はマンネリ化が目立つこともあり、例年の展示から多少のアレンジを試みました。今後とも固定的な展示から流動的に変化を持たせた展示にしていければと考えています。
▲彫刻部:会場風景 また、緊急事態宣言中ということもあり、例年行われていました4部によるコラボレーション展示、ギャラリートークやナイトミュージアム、ボランティア活動の一環でもある二科ショップ、及び祝賀パーティーなどのすべての行事を取り止めと致しました。
そうしたことも影響してか入場者は例年より少なめでした。また作品を出品したにもかかわらず会場に来られなかった人もいました。その反面、長い間お待たせしたにもかかわらず熱心なフアンも多く関係者一同は大いに励まされました。
緊急事態宣言下4部門の協力も順調で感染者を一人も出すことなく、最終日を迎えることが出来ました。開催にご協力いただいたすべての方々に御礼申し上げます。有難うございました。
|第105回記念二科展 特別展示|
ウクライナ作家との文化交流展
1階野外彫刻展示場に面した休憩室の光のそそぐスペースに第104回二科展に引き続き、ウクライナ大使館後援による「ウクライナ作家との文化交流展」の展示をしました。
例年のイベント・催事が中止となった会場に明るい花を添える交流展示でした。
▶ 帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第二期)
帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第二期) 開催
帝国ホテル二科サロンにおいて第106回二科展受賞者から選抜された
12名による小品展(第二期)を開催いたします。
・会期=2023年4月4日(火)〜2023年7月4日(火)
(初日:午後3時より 最終日:午後1時まで)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会
●作品出品者▷小出和枝・有馬広文・鶴田英輝・平澤紀久子・竹川洋子・久田千恵子
大西正昭・嵐 蒼樹・大吉正子・高橋さち・森 泰秀・山本知子
▶ 帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第一期)
帝国ホテル 二科サロン 第106回二科展 受賞者小品展(第一期) 開催
帝国ホテル二科サロンにおいて第106回二科展受賞者から選抜された
12名による小品展(第一期)を開催いたします。
・会期=2023年1月10日(火)〜2023年4月4日(火)
(初日:午後3時より 最終日:午後1時まで)
・会場=帝国ホテル インペリアルタワー・ギャラリー(東京都千代田区内幸町1-1-1)[入場無料]
・主催=公益社団法人 二科会
●作品出品者▷田浦哲也・石﨑琇子・筒井通子・星野敦郎・宮本恵美子・前田喜久子
森 千惠・木村隆行・相原俊幸・上原 淳・志波宏子・宮田春奈